裏・鷲谷ゼミ

白目大学 会社学部 表現メディア学科

卒業してからが本当のゼミ

ゼミは「授業」ではない

ゼミは、何かの「知識」を学んで、その定着度合いで「成績」がつく…という、いわゆる「授業」ではないというのが私の持論である。

そもそも、大学の授業、特に専門課程以降の授業が「知識」の量を問うものでは、必ずしもない。

大学の大きな目標とは、正解のない問題に答えが出せる人間、言い換えるなら「問題解決能力をもった人間」を送り出すことだ。「学士」という学位は、問題解決能力の証であるべきだ。

したがって、ゼミとは問題解決のトレーニングの場である。答えのない問題を課せられ、その解決方法を模索し、試してみる場…それこそがゼミである。

 

一人で解決できる問題は少ない

問題が複雑であればあるほど、問題は一人では解決できない。一人の能力には限界があり、また、残念ながら、複雑な問題ほど、あきれるほど多いものである。

となれば、問題解決には、複数の人間が協力してあたらなければならない。

「就職活動で企業が重視するもの」として、往々にして「コミュニケーション能力」が挙げられる。これは要するに、協力・協調して仕事ができる人かどうかを見られているのである。

社会人の問題解決能力の大小とは、その人のコミュニケーション能力の大小と相関関係にあるのだ。

 

会社の中でタコツボ化していてはコミュニケーション能力は上がらない

同質な人間の間であうんの呼吸で話が進むのは快適である。それは逆に、そこでコミュニケーションの能力を使っていないから楽なのだとも言い換えられる。摩擦があり、エネルギーが必要なコミュニケーションは疲れる。しかし、そういう異質な人間との大変なコミュニケーションをものともせずにできる人こそが、コミュニケーション能力が高い人、つまり仕事ができる人なのだとも言える。

仕事ができる人を目指すならば、社会人になってからも、いや、社会人になってからこそ、会社の外の人たちとのコミュニケーションを大事にし、コミュニケーション能力を磨くべきなのだ。

 

異質な人間とのネットワークを確実に作ることができるのがゼミのOB会

「知り合いの知り合いの…」と6人辿っていくと世界中の人と知り合いになれると言われる。一人の人の知り合いが数百人だとして、数百×数百を6回繰り返すと、あっというまに、地球の人口60億人を越えてしまうという計算だ。

社会人になったあなたが、知り合いたい人、必要としている人も、人づてにたどっていけば、どこかでたどり着けるはずだ。それには、「知り合いの知り合い」を戦略的に広げていけば良い。知り合いの知り合いばかりが、集まっている組織の一つが「OB会」だ。まったくの初対面だとしても、必ず共通の知り合いがいる。

 

ゼミOB会への参加は必ず、役に立つ

ゼミOB会への参加は、必ず、役に立つ。特に社会人になってから。今の3年生は、ゼミの10期生。ということは、初期のメンバーはもう30前後。会社では中堅にさしかかっている。そういう人と「知り合いの知り合い」になれる機会は重要だ。そして、それがこの先、10年続けば、自分が中堅になり、先輩はもしかしたら偉くなっているかもしれない。さらには、若い学生が自分を頼ってくるようになるかもしれない。

こうした状態はコミュニケーション能力の向上であり、ひいては仕事の能力、問題解決能力の向上と言えるだろう。

 

卒業してからが本当のゼミ

トレーニングを通じて問題解決能力の向上を目指すことが、ゼミの本質であるならば、問題解決能力高まるゼミOBとの交流や、同期のゼミ友との卒業の交流は、ゼミの本質を大事に守り続けることとも言える。

だから、私は、毎年毎年、OB会を必ずやりたいと思っている。

 

心配しなくても大丈夫

現役学生の諸君は、気まずいだろう。オッサン、オバサンと話すことなんかないよ…社会人、おっかないわ…と。でも大丈夫。そのオッサン、オバサンも、現役時代、私に言われて、会を企画し、会場を抑え、連絡を回した人たちである。みんなの苦労や抵抗感を一度は味わった人たちだ。みんなに対して同情こそすれ、取って喰ったりなんかはしない、優しい人たちだ。心配しなくて大丈夫。

 

将来へのお願い

そして、みんなも、卒業したなら、そんな先輩たちに倣って、後輩たちに優しくしてあげてほしい。

何か困ったことがあれば、相談すれば良いし、困っている人がいたら(可能だったらでかまわないので)助けてあげて欲しい。

何かのはずみで、私が死んでしまった時には、できれば、OBの間にも連絡を回して欲しい。葬式も香典も別にいらない。けれど、OB会は私がいなくても続けて欲しい。

本日のToDo

□OB会の意義を確認する

□1月下旬〜2月上旬にOB会があることを想定して、5000円ぐらい貯めておく

Facebookでアカウントをつくり、ゼミ全体グループに参加する

□OB会で知り合ったOBとFacebookSNSで交流を継続する

□卒業後もゼミ友と連絡を取り合える状態を維持する