ゼミ友を合宿で作る
来年も、私はゼミ合宿を必ずやる
ゼミで一緒になった「ゼミ友」は、ただの友だちとは違う存在です。これがあると/いると、みなさんの将来には良いオプションが一つ増えるのです。「ゼミ友」を増やす、確実な方法がゼミ合宿です。ですから、私は、ゼミ活動では絶対に合宿を行います。
普通の「友だち」はすばらしい
私たちは、どのように普通の「友だち」を作ってきたでしょうか?
幼稚園や小学生の頃は、近所だったから、帰る方向が一緒だったからという簡単な理由で友だちができていました。
それが、中学、高校、大学と進むにつれて、趣味が合う、価値観が合うという、内面的な理由で、友だちを作るようになります。
心が通じ合う「友だち」と過ごす時間は、楽しく、また居心地が良いものです。私は、これを否定するつもりはありません。
ゼミ友は、普通の友だちとは違う
ゼミの先生(私)によって、ある種無作為に選ばれた人と、半ば強制的に交流させられるのです。ゼミ友とみなさんは、趣味も違い、価値観も違うでしょう。
しかし、それが良いのです。
自分が苦手なことが得意な人、自分が得意なことが苦手な人、こういう人と一緒に作業をすることで、一人ではできないことができるようになるからです。
スーパー戦隊を考えてみてください。レッドだけの戦隊は、果たして強いでしょうか? ブルーや、イエロー、その他みんなが得意なことを持ち寄ることで、初めて、チームとしての強さを発揮できるのではないでしょうか。
ゼミ友と仲良くなる必要はない
私は、みなさんが、ゼミ友と「仲良く」なることは、期待していません。
ただ、お互いがお互い、好き勝手にやって、相手の邪魔をしない、メリットが一致したら協力する、利害が対立するようなら相手を批判することなくそっと離れる…それだけを望んでいます。「利」で結ばれた人間関係、それこそがあるべきゼミ友との関係だと思っています。
趣味や価値観を共有して始まった「友だち」は、社会人となり生活環境が変わり、徐々に趣味や価値観がズレるつれ、往々にして、対立しがちです。価値観への思い入れの深さによっては、非難の応酬となり別れてしまったりもします。それに比べれば、「利の期待」で結ばれたゼミ友の関係は、より長く続くはずです。
ゼミ友の境地
とはいえ、ただ単に同じゼミに在籍しているだけでは「ゼミ友」とは言えません。
ゼミ友とは、共通の課題に取り組み、その苦労を乗り越える課程において、話合い、協力しあい、成果を分かち合うことによって、初めて達することの境地です。
その境地は、半年、1年、2年のゼミ活動期間を通じて、達することはできるでしょう。
しかし、日常を離れた二泊三日の合宿で濃密な時間を過ごせば、もう少し、早いタイミングでゼミ友の境地に達することができます。
「友だち」の必要性
卒業後、みなさんに「職場の同僚」はできるはずですが、それは「友だち」とは違います。趣味や価値観で結ばれていた高校・大学時代の「友だち」とは、価値観の変化に伴って疎遠になってしまうでしょう。
しかし、そんな時でもみなさんには「友だち」が必要です。時に心を支え、時に仕事を助けてくれるような「友だち」です。その候補になってくれるのが「ゼミ友」なのです。
合宿に参加しないのはもったいない
「ゼミ友」を作る助けになる合宿。その合宿を、私は来年も必ずやりたいと思っています。「他の用事があるから」とか「参加費用がないから」という理由で参加しないのは、みなさんの将来にとって大きな損失になります。
いや、どうせそういうのは表向きの理由で、実際はそんなに「仲良く」ない人と一緒に行きたくないとか、なんとなく気まずいとか、面倒くさいとか、他の趣味にお金を使いたいとか、そういう理屈だとは承知しているんですが…将来の「ゼミ友」の価値を考えると、実にもったいないことです。
来年の合宿にも、 多くのみなさんの参加を期待します。
過去の合宿地
16年夏: 箱根「芦ノ湖キャンプ村」
芦ノ湖キャンプ村 | 芦ノ湖畔に面したファミリーや山ガールに人気のFun Space 芦ノ湖キャンプ村 レイクサイドヴィラです。
15年夏: 嬬恋「ログコテージ ふりーたいむ」
14年冬: お台場「東京スポーツ文化館」
■13年冬: お台場「東京スポーツ文化館」
■13年夏: 伊豆「稲取温泉 喜久多」
■12年夏: 山中湖「グループ・イン・ほりのや G-BOX NEXT」
■11年冬: 代々木「国立オリンピック記念青少年総合センター」
国立オリンピック記念青少年総合センター | 独立行政法人 国立青少年教育振興機構 国立オリンピック記念青少年総合センター
■11年夏: 山中湖「甲斐路荘」
■10年夏:伊豆「稲取温泉 喜久多」
■08年度冬: 奥多摩 「荒澤屋」
【公式】民話の宿 旅館荒澤屋 | -創業百年- 東京都奥多摩の旅館
■08年度夏:下田 貸別荘
本日のToDo
□ゼミ友の価値を確認する
□来年8月〜9月に合宿があることを想定して、それまでに1〜2万円ほどの費用を確保する